【2025年版】SLSとは?完全ガイド:世界最高峰のスケボーリーグ

【2025年版】SLSとは?完全ガイド:世界最高峰のスケボーリーグ

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■SLSとは?新フォーマットのサンタモニカ大会 

Street League Skateboarding(SLS)は、競技としてのスケートボードを確立した存在。今回はその成り立ちと制度、五輪との関係。 そして5月23日、まもなく始まる新フォーマット大会であるSLSサンタモニカ・テイクオーバーについて解説します。

■SLSの歴史と基本構造

2010年にRob Dyrdekが設立。 各大会は、世界中の都市ごとに独自設計されるスケートパークで行われ、トップスケーターがスコア制で競います。各選手は「2ラン+5トリック」、ベストラン1本+ベストトリック2本の計3本の合計で30点満点。審査基準は難易度、完成度、スタイル、使用セクションの多様性など。各技が9.0点以上を獲得すると「9クラブ」と呼ばれ、SLS独自の盛り上がりを見せる演出となっています。2025年マイアミ大会ではナイジャ・ヒューストンが通算103回目の9クラブを達成したそう。

■シーズンランキング制度

SLSは年間シリーズとして設計され、全大会でポイントを獲得。その合計でシーズンランキングが決まり、年末の世界選手権「Super Crown」への出場者が決定します。■賞金、影響力、プロへの道 SLSの魅力は高額賞金と世界的注目度。シーズン賞金は約180万ドル、Super Crown優勝者には10万ドル以上。誰でも出られる大会ではないが、「Pro Open」や予選通過型大会、さらに「SLS Futures」やAPEXといった地域枠から新星が続々登場。新鋭にスポットをあてる仕組みに力を入れており、「Path to Pro」を実現しています。

オリンピックとSLS

SLSは2016年のスケートボード競技オリンピック正式採用を受け、World Skateと提携を結びました 。SLSワールドツアーおよびSuper CrownがWorld Skate公認の公式世界ツアー・世界選手権と位置付けられSLSの成績がそのままオリンピック出場資格ランキングに直結する仕組みが構築されました。これによりSLSは事実上オリンピックへの主要な登竜門となり、世界中のトッププロが五輪出場権を懸けてSLSに参戦するようになります。World SkateがSLSを公式世界選手権と認めたことで年間チャンピオン=世界王者として扱われるようになりました。2024パリ五輪にはSLS出場者が37名選出されました。

■そして2025年へ

さらに、2025年からは新フォーマットが始動。スポット・テイクオーバー=実在スポットにインスピレーションを得たセクションで、7回のベストトリックを行い、上位3つのスコア、最高スコアは30点で競われます。まもなく5月23日SLSサンタモニカ・テイクオーバーが開催され、スポットは、伝説のサンタモニカ・トリプルセットにインスピレーションを得ています。
※配信されました

 

SLSは競技性とスター育成、カルチャーすべてを融合した、新しいスケートのステージへ進んでいきます。SLSを知ればよりスケートボード観戦が楽しくなるはず。

引用・参考

Street League Skateboarding公式発表(2025 World Championship Format) World Skate公式サイト SLS公式選手データ・大会結果アーカイブ 2024–2025 SLSツアースケジュール発表資料 Skateboarding Olympic Qualification Framework(World Skate)

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