【大会優勝レポート】桧原湖 ヒバラージハンターあっくん【添田敦】

【大会優勝レポート】桧原湖 ヒバラージハンターあっくん【添田敦】

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【大会優勝レポート】

「信じた道を貫き。」BRO FANGSTクルー・あっくん、桧原湖の頂へ。


名:5月度ゴールドハウス目黒主催トーナメント
開催日:2025年5月25日(日)
フィールド:福島県・桧原湖
天気:雨→曇り→再び雨
大会時間:7:15~14:00
参加費:4,000円


■大会ルール(全文)

  • 検量対象は3匹の総重量

  • フックを使う(ワーム・ラバージグ)は必ずバーブレス(返し無し)

  • アラバマリグは禁止(※9月より使用可能)

  • 使用ラインは2.5秒以上を推奨(義務ではないが安全のため)

  • ウエイン・検量は各自1人ずつ、1つのウエインバッグまで

  • 検量持ち込みは3匹まで(超過持ち込みは失格)

  • 死魚(エラが動いていない魚)は検量不能

  • NBC、JB登録者はそれぞれの団体ルールを適用

  • 観光船接近時は瞬時に距離をとって回避すること

 

あっくん(添田敦)プロフィール

  • 名前添田 敦(そえた あつし)

  • 所属BRO FANGSTクルー

  • 活動拠点福島県・桧原湖

  • スタイルラージマウスバスを狙う「ラージハンター」

  • 実績デプス主催の大会で経験優勝あり

「ヒバラージ」とは、スモールマウスバスが主流の桧原湖において、希少なラージマウスバスを指す言葉で、サイズも大きく、釣り上げには高度な技術と戦略が求められます。

こちらの動画をご視聴ください。

 

 

 


 

「最後の一投まで、自分を信じて勝ち抜く」

――2025年5月25日、桧原湖で起きた「あっくん」の7時間


6:30|静寂の朝、心にあるのは「あの魚」

空は灰色、山を包む霧が、今日の戦いの幕開けを告げる。
湖面は静かだったが、あっくんの胸には、熱いものがあった。

「勝ちたい。でもそれ以上に、自分のスタイルを貫きたい。

スモールが主流の桧原湖で、限定されたラージだけを追い続ける釣り人は少ない。だがあっくんは、この湖でずっとラージだけをひたすら続けてきた男だ


7:15|スタートそろそろ、全ての覚悟を水面へ

大会開始。
あっくんは誰よりも静かに、それでも自信に満ちた表情でエレキを踏む。

向かったのは、春に差すと確信していたシャローのバンクエリア。
ルアーはネコリグ、ロッドはバグレイダー。
一投、一投、丁寧に撃ち続ける。

「焦らず、急がず、ただ信じたことをやる。」


9:30|1本の目の重みが、心を解き放つ

カットテールに重みが乗った。フッキング
の恐怖は、柔らかくも安心。

42cm、約1,100g。

「間違ってなかった――」

湖面に笑顔は見せなかったが、胸の奥で光が灯る。
これは「当てた」という自信のバスだった。


11:45| リズムに乗った2本目、勝負のステージが変わる

ルアーをキンクーAIRにチェンジ。ノーシンカーで、よりナチュラルに。

バイトは深かった。
46cm、約1,700g。

「勝っているステージにいる――」

ここからは、「どう切る勝ちか」が問われて戦いになる。
あっくんの集中は、一段階深くなる。


午前中にラージ5本、スモール2本。

予想以上にバスの反応は良かった。
ラージマウス5本、スモールマウス2本を追加。
キーパーサイズの魚を繰り返し、リミット達成は早かった。

「勝負はここからだ。重さを上げなければならない意味がない。」

焦りはなかった。
だが、確実にキッカーサイズを求め緊張感があった。


13:00 ケロムシ。信じてきたルアーが応えた「はず」だった。

雨が止み天気が変わる、空が重く沈むタイミング。
水面に浮かぶ魚影。その変化に瞬時に気づいたあっくんは、ケロムシを結ぶ。

このルアーは、過去の記録にも彼に**自己魚(2810g)**をもたらした“特別な存在”。
信じて、キャスト。

次の自己記録のバスです!

水面が割れる。確かな重み。バスが首を振る。
だが――手前のブッシュに挑み、フックアウト。

あっくんは、悔しさを噛みしめながら、拳をそっとやる


13:45|最後の選択。自分の歴史に命を吹き込む

残り 15 分。
また雨が降り始め、あっが手にしたのは、NZ クローラー(ウッドモデル)

長年使い続けられたそのルアーは、
今年、開発者の渡部圭一郎さんの手で3度目のリペイントが施された特別な1冊。


「自分がここまで釣ってこられたのは、このルアーと仲間のおかげだ。」

キャスト。静かな巻き。そして
水面が弾けた。

51cm、2,300g超。


14:00|帰着と計測。見つめる先にあるのは――

帰ってきました。手が痛いほどの緊張。
検量―― 3本で5,156g。

優勝。

あっくんは少し笑った。
静かで、穏やかで、でも確かな達成感のある笑顔だった。

 



【圧倒的勝利の証明】

2025年5月25日 桧原湖トーナメント結果

添田敦―― 5156g。

2位に倍近い差をつけての「圧勝」

猛者が揃う中で、2位の松本孝浩選手が2776g。
3位以下も2600〜2500gと好成績が並ぶ中、
唯一5000g台に乗ったのが、ラージハンター・あっくんこと添田敦だった。

このウエイトは偶然ではない。途中
ラージ5本+スモール2本をキャッチし、たまたまを重ねながら、
さらにケロムシでのキッカーをバラすというアクシデントを乗り越え、ラスト
15分で放ったNZクローラーが勝利を決定づけた。


狙う魚も、選ぶルアーも、貫いたスタイルも、すべてが唯一無二。この
5156gという数字は、ただのではなく、
添田敦というアングラーの「生き様」の記録だった。

BRO FANGSTクルーの名を背負って立ち、
仲間との絆を胸に刻んで掴んだ、圧倒的な優勝。


NZクローラーと、そこに宿る想い

あっくんが長年愛用しているアー、それがデプスの**「NZクローラー

あっくんが使い続けているのは、初期のウッドモデル
長い年月と無数のキャスト、そして数々のバスとの付き合いを経て、塗装は消え、表面は
ボロボロ

そして2025年。
愛機となったそのウッドクローラーに、3つの危機の命を吹き込むために、再び人生渡部圭一郎氏にリペイントを依頼。
今回の塗装は、ただのメンテナンスではありません。これまでの
釣りと、仲間との思い出、そして信念を象徴する「象徴の再生」でもありました。

大会当日、あっくんが最後の15分に選んだのはそのNZクローラー。
迷いなく放たれたキャストに耐え、2300gを超えるキッカーフィッシュが水面を割った――
この瞬間、このルアーが正しい道具以上の存在であることを証明してくれたのです。


あっくんの釣りは、テクニックや戦略の上に、「信じ続ける力」と「道具への愛情」が重なっています。
釣れるルアーだから使うのではなく、
「信じられるもの」だから使う。

卓球スタイルは、多くのアングラーにとって確かな刺激となり、その
実直な釣りと情熱は、これからもシーンに影響を与え続けます。


【大会を終えて|添田敦】

猛者揃いのトーナメントの中で、自分が勝つための道は一つだけ。 それ
は――シャローでビッグサイズのラージマウスバスを揃えることだ。

のスタイルを信じ、情熱を持ってその道を選びました。

リミットは比較的早い段階で達成できたもの、ウェイトアップには時間を要しました。 その
中で投入したケロムシで明らかなキッカーバイト。 しかし
、痛恨のフックアウト。 悔しさが一瞬、胸を締めました。

結局、最後まで諦めなかった。

の釣りを信じ続け、終了時間がかかる中で選んだのは――
NZクローラー。

桧原湖で幾度となくドラマを繰り広げてくれたこのルアーは、
今年、渡部圭一郎さんにリペイントしていただき、新たな命が吹き込まれた“相棒”です。

その相棒が対応してくれました。

終了15分前。2300グラムオーバーのキッカーをキャッチ。

最終的に、ラージ3本で合計5,156グラム。優勝を掴むことができました。


この結果を出すことが出来は、当面自分一人の力ではありません。
いつも本気でぶつかり合い、支え合い、刺激をくれる――心から尊敬する
仲間たちのおかげです。

本当に感謝しています。

これからも、自分のスタイルを信じ、仲間と共に前へ。
「BRO FANGST」の名に恥じないような釣りを、続けていきます。

 

 


使用タックル一覧&関連アイテム紹介

今日の桧原湖戦で実際に使用したタックルをご紹介します。
気になるアイテムは下記リンクからチェックできます👇

 パワーフィネス編

ロッド

ルアー&リグ


 NZクローラー用

ロッド

ルアー

あっくん使用ライン


YGK よつあみ トロオルス 6.0lb 1.5号 100m #ナチュラル 【メール便NG】

YGK(よつあみ) エックスブレイド オルトロスFC フロロカーボン 8lb-16lb 100m

YGK(よつあみ) エックスブレイド オルトロスPE WX8 フィネスシャングリラ 100m

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